営業マンにとって、ボールペンは単なる筆記用具以上の存在となります。洗練されたデザインや高品質な書き心地が可能なボールペンは、「デキる営業マン」を演出する必需品です。商談や契約時で適切なボールペンを活用することで、顧客からの信頼感を得られやすくなります。
上司や同僚、顧客など自分と関係する人々のボールペンを見て「カッコよさがさりげなく光っているなあ」と魅力的に感じる場合もあるでしょう。しかし、実際にどのようなボールペンがよいのか、あるいは自分に合うボールペンがなかなか探せない営業マンも少なくないと思います。
そこで今回は、スーツやバッグ、靴と同じように、デキる営業マンとしてこだわりたいボールペンの重要性について詳しく解説します。ボールペンの選び方やおすすめのボールペンを紹介しますので、記事を参考にして仕事に良い影響を与えるボールペンを選んでいきましょう。
営業マンにとっての「ボールペン」とは?その効果
営業活動において、ボールペンは営業マンのイメージ形成に大きな影響を与えます。業務の向上や安心感をもたらすだけでなく、顧客に対して信頼を築く重要なツールとして大きな価値をもっています。以下に、ボールペンが営業マンにもたらす効果をまとめましたので、しっかり確認しましょう。
業務の向上や安心感につながる
営業活動では重要事項をメモに取ったり、書類にサインしたりする場合があります。書きやすく手に馴染んだボールペンを使うことで業務の効率が向上し、使用者本人にも安心感をもたらします。
逆に書き味が悪く、文字がかすれてしまうボールペンではテンションが上がらないでしょう。また、顧客にサインしてもらう際に、他社の社名やロゴなどが入ったボールペンを渡すのは避けなければなりません。
自分が使っても、あるいは顧客に使ってもらう場合も、自信をもって利用できるボールペンをもつことはビジネスの鉄則といえます。
顧客へ敬意を示せる
良い印象を与えるデザインのボールペンを使用することで、顧客に対して敬意を示せます。ビジネスの細やかな部分に気を使う姿勢は信頼の構築につながります。
他社からいただいたボールペンを商談の場で使うのは好ましくありません。社内や家庭で使う場合には100円均一ショップのボールペンでも良いのですが、顧客と直接会う場面ではネガティブな印象を与えてしまうでしょう。
大事な商談や契約時に高品質のボールペンを用意しておくのは自信だけでなく、相手に対する敬意を示すことにもつながります。あなたのボールペンを見て「この人は信頼がおける」と感じる可能性が高まります。顧客から「品質を大切に、長く愛用できるものを選んでいる」と評価され、今後続くであろう関係性にポジティブなイメージをもってもらえるでしょう。
契約の価値提供につながる
お伝えしたように、ボールペンは契約時や商談の際に頻繁に使用されます。このため、品質の高いボールペンを用いることで契約における価値を高める効果につながります。
上質で洗練されたデザインのスーツや靴を選ぶのと同じく、実際の契約に使うボールペンまで気を配りましょう。契約の際に見た目も書き味も高品質なボールペンを活用することで、契約そのものの価値を一気に高めます。
契約時に顧客が自分のボールペンでサインするケースが多いと考えられますが、ときに営業マンからボールペンを借りる場合もあります。その際、書き味が良く見た目も上品なボールペンを手にした顧客は、契約の重要性や信頼性を感じ取りながら、心を込めて丁寧に書き入れることでしょう。
営業マンに最適なボールペン選びのポイント
前章で紹介したように、どのボールペンを使うかによって営業の仕事や業績、成功に大きな影響を与えます。自信をもって使える、あるいは顧客に信頼感をもってもらえるボールペンを選ぶ際には、いくつかのポイントに留意しなければなりません。ここでは、デキる営業マンとして最適なボールペンの選び方について詳しく紹介します。
書きやすく手に馴染むものを選ぶ
営業マンは日常的に多くの書類やメモを取ることが多い職業です。いつでもどこでも使いやすく、きれいに書けるボールペンを選びましょう。書きやすさは、手にしたときのフィット感があり、書いて疲れないデザインのものを選びます。
ボールペンの素材や太さなどはさまざまであるため、実際に試し書きをして手に馴染むかどうか見極めます。また、ペン先の出し入れについても人によって使いやすさが異なります。使用時にのみペン先を出せるノック式、営業シーンで使いやすいツイスト式、キャップ式などから、自分がもっとも使いやすいものを選ぶことで仕事の効率が向上します。
顧客に良い印象を与えるデザインカラー
ビジネスシーンで使用するボールペンは、見た目のデザインやカラーも重要なポイントです。クラシックで落ち着いた雰囲気のものを選ぶことで、プロフェッショナルな印象を与えられます。
なかには「せっかく高級なボールペンを購入するのだから、自分好みの派手なものを選びたいなあ」と思う場合もあるでしょう。確かに鮮やかなカラーは、仕事のモチベーションに良い影響を与えるかもしれません。
しかし、あまりに派手な印象を与えるボールペンは顧客が引いてしまう可能性もあり、営業マンの印象に悪影響を与えることが懸念されます。
質の高いボールペンとは、そのボールペンをもつ営業マンの品性を示すため、落ち付いた色目のデザインを選ぶように心がけましょう。
費用対効果が高いかチェックする
高級ブランドであっても自分にとって書きにくかったり、あまりにも高価であったため、かえって使わなかったりすれば価値が半減してしまいます。また、インクの交換のしやすさや耐久性など、継続して使えるかどうかを考慮することも重要です。
総合的に考え、心おきなく使えてちょっとした衝撃にも強く長持ちするボールペンを選ぶなど、費用対効果を高められるような買い物をしていきましょう。
デキる営業マンにおすすめのボールペンブランド7選
ここまで解説した内容をもとに、デキる営業マンにおすすめのボールペンを紹介します。各メーカーから1点ずつセレクトしますので、ボールペン選びの参考にしてみてください。
PARKER(パーカー)
パーカーはビジネスマンにとってはお馴染みのブランドで歴史も長く、信頼性が高いボールペンの一つです。デザインが多様で、価格も4千円~6万円程度と幅広く展開されています。とくに「ソネット」シリーズは文字を書く際の書き心地も非常によく、営業マンにおすすめの一品です。
画像の商品は「PARKER パーカー ボールペン 油性 ソネット マットブラックGT」(9,000円)です。デザインは非常にシンプルで機能性にもこだわった逸品です。なめらかで安定感のある書き味に定評があります。1万円以下でありながら、持っていて自信のもてるボールペンです。
CROSS(クロス)
クロスはアメリカの高級筆記具メーカーであり、書き味も優れ、洗練されたデザインが特徴です。営業マンにとっては、高級感のある「タウンゼント」や細身でスタイリッシュな「クラシックセンチュリー」がおすすめです。また、書く姿に上品さを演出する「ベバリー」も人気です。価格相場は5,000円前後から数万円程度となっています。
画像の「クロス ボールペン 油性 タウンゼント 572TW ブラックラッカー」(13,500円)は漆黒とゴールドの輝きが高級感を醸し出し、成約の場面で目を引くボールペンといえるでしょう。しっとりとした書き味が特徴であるため、顧客に渡してサインしてもらう際に、その良さをほめてもらえるかもしれません。
WATERMAN(ウォーターマン)
ウォーターマンの最大の魅力は、その上品な雰囲気です。クリップを見るだけでウォーターマンのボールペンであることがわかるため、さりげなく品の良さをアピールできるでしょう。日常的に使いやすい「エキスパート」、洗練された「メトロポリタン」、女性におすすめの「カレン」などが人気です。5千円~2万円前後のボールペンが主流となっています。
画像の「ウォーターマン ボールペン 油性 エキスパート エッセンシャル マットブラックCT」(10,875円)は落ち付いた色目で、ビジネスシーンで活躍しやすいデザインです。程よいサイズ感と重さで安定感のある書き味となっており、費用対効果を感じられるボールペンです。
Pelican(ペリカン)
ペリカンは、ボールペンブランドの老舗の一つで、滑らかな書き心地で高い評価を得ています。代表的なシリーズともいえる「スーベレーン」をはじめ、お求めになりやすい価格の「クラシック」、三角形のボディで手に馴染む「シンク」など、使いやすいモデルが販売されています。価格は数千円から2万円前後の物が多い印象です。
画像の「Pelikan ペリカン ボールペン 油性 スーベレーン ブラックストライプ K605」(33,091円)は、ブラックにシルバークリップがアクセントになっており、とくにクリップがペリカンのくちばしを思い起こさせる形状である点が魅力です。ツイストすると音が鳴るところが気に入っている人もいます。
LAMY(ラミー)
ラミーの価格帯は1万円前後。手頃な価格でありながら、洗練されたビジネススタイルを演出できます。他社とは異なる近代的なデザインも人気の秘訣です。4色ボールペンのラインナップも展開されており、実用性を重視する営業マンに重宝がられています。
画像は「多機能ペン ラミー LAMY ラミー2000 4色 L401」(8,489円)は、デザインが洗練された4色ボールペンです。芯色の替え方が革新的であり、ビジネスに新鮮さを取り入れたい方におすすめします。鉛筆に近い書き味でグリップ感もちょうど良く、長年愛用できる逸品です。
カランダッシュ
カランダッシュは、スイス最大の筆記具メーカー「カランダッシュ社」より発売されているボールペンです。ロシア語で「鉛筆」を意味する社名のとおり、他社のボールペンにはない六角形の形状が特徴のボールペンもあります。なめらかでしっかりとした書き心地で、丁寧に書きたい場合に活用度が高い一品です。高いシリーズでは5万円以上、なかには10万円近くするボールペンもあります。
画像の「カランダッシュ ボールペン 油性 エクリドール シェブロン シルバー」(13,700円)は持ちやすさと書きやすさを実現しており、鉛筆をもつ感覚が好きな方におすすめしたいボールペンです。また、ブラックの多いビジネスボールペンのなかで、シルバーのボールペンはさりげなく個性を醸し出せる存在となるでしょう。
AURORA(アウロラ)
アウロラは、1919年にイタリアで最初の万年筆メーカーとして設立された老舗メーカーです。レトロなスタイルのなかにモダンな雰囲気をさりげなく取り入れたデザインが特徴です。「イプシロンシリーズ」は若い方や初めてペンを使う方に開発されたボールペンで、大変書きやすい一品となっています。
画像は「AURORA アウロラ ボールペン 油性 イプシロン ブラック」(8,690円)は、書いた字もはっきりと目立つ点が特徴で、ギャップノック式を求める方に適したボールペンです。値段も1万円以下なので、最初の1本をどれにしようか迷っている方は、書きやすさも考慮されたアウロラをおすすめします。
まとめ
営業マンにとってボールペンは単なる筆記具ではなく、信頼の象徴ともいえる存在です。適切なボールペンを選ぶことで業務の向上や安心感、顧客への敬意を表現できます。
選択する際には、書きやすさやデザインだけでなく、費用対効果も考慮して、成功につながるボールペンを手に入れましょう。その際は今回紹介した商品を参考にして、もっとも自分に合うボールペンを選んでみてください。