「営業=自分を売る」の意味は?デキる営業になる5つの秘訣

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営業は商品の販売だけでなく、独自のアプローチが求められます。「営業=自分を売る」が意味するところは、商品やサービスを提供する中で、営業マンが自身の魅力や価値をアピールすることです。信頼や好感を得て「あなたから買いたい」と思わせることで、成果も上がります。

この記事では「自分を売る」の意味を解説し、顧客志向のアプローチについて紹介します。デキる営業マンに成長するための5つの秘訣が明確にわかりますので、ぜひ最後までお読みください。

「営業=自分を売る」の真意とは?


営業活動において自分の価値をアピールするとは具体的にどのようなことを指すのか……。簡潔に言えば、「営業=自分を売る」とは、商品価値を確実に顧客へ届けるためのサービス精神が根底にあります。

営業活動のなかで「とにかく商品が売れればいい」といった考え方では、一時的に売り上げを伸ばせても持続不可能でしょう。

「売れればいい」といった行動は自分の売り方や人間性などにかかわらず、単に「商品の質任せ」になっている可能性があります。つまり、その商品が「多くの人に周知されており、最高級のもの」だから顧客が買うのです。また「商品名やその価値がほとんど周知されていない」状態では、モノやサービスは売れません。

商品に「個人のセールススキル」といった価値が付加されることで、初めてその商品に注目が集まります。注目されて「本当に良い商品だ、サービスだ」となれば、顧客は納得して購入に向かうでしょう。

営業活動で単に商品を売るだけではなく、自分のセールススキルを活かして商品の本当の価値を伝えることが重要です。商品に自分の営業力を加えることで、その商品が注目され、顧客にとって本当に魅力的なものになります。自分の能力を最大限に生かし、価値提供をおこなう姿勢が「自分を売る」真意といえるでしょう。

顧客にとって「誰から何をどのように買うのか」が大事


顧客の心が動くときは「誰」「何」「どのように」といった購買までのプロセス(条件)が非常に重要となります。ここでは、各条件を詳しく解説し、3条件を満たすことでどのような効果が表れるかを紹介します。

顧客の購買条件の重要性

どのような人から、どのような商品をどのように買うのかが顧客にとって大切です。以下に「人」「物」「プロセス」といった顧客の購買条件について解説します。

  • 人:営業マン(話がわかりやすく信頼感がもてる/疑問点や要望について真摯に対応してくれるなど)
  • 物:商品やサービス(顧客自身の悩みを解決してくれる/使いやすい/購入(利用)後の効果を期待できるなど)
  • プロセス:営業手法(押し付けられない/考える時間を与えられる/悩みや課題に寄り添ってもらえるなど)

以上は、営業マンとして実績を上げるために必要なポイントであり、多くの方々が実践に移していることでしょう。ただし、忙しい毎日を送っていると、つい見過ごされてしまう場合もあるため、日々確認するように努めましょう。

購買条件が整うことで信頼感が高まる

購買につなげるには、顧客との信頼関係の構築が重要となります。前述の3条件がすべてそろったところで、やっとスタートラインに立てると認識しましょう。

先に物(商品やサービス)を出しても、それを販売する人(営業マン)に信頼感を寄せていなければ、いくら物が良くても売れません。また、強引に売ろうとする姿勢は誤解や不信感につながる可能性があります。

信頼感が高まってこそ、顧客は提示された内容や商品に興味をもちます。営業に対する信頼感が高まれば、提示された内容を真剣に受け止めて具体的な購入への道筋を立てることにつながるでしょう。ただし、ここでも顧客ニーズや悩みを丁寧に深掘りし、正確に理解する姿勢が欠かせません。

顧客志向の営業アプローチ

物や人、プロセスの3条件を通じて顧客が営業マンに信頼を寄せたとしても、実際に商品を購入するかどうかは不確かです。商品を販売して顧客の幸せにつなげるためには、あと一歩が必要です。

効果的な一歩を踏み出すためには、徹底的な顧客目線であることが求められます。顧客のニーズや性格などを考慮して、どのような対応をとるべきか考察しなければなりません。

たとえば、「じっくりゆっくり関係性を築きたい」「熟慮を重ねて購入したい」と考える顧客には、営業マンのペースではなく、顧客のペースに合わせてアプローチすることが望ましいでしょう。

また、可能な限り早く、あるいはテンポよく商談を進めたい顧客には、あらかじめ厳選した選択肢を提示することで効率的に購入の判断へと導けます。

上記のように、徹底した顧客目線で、顧客に合った提案内容を顧客のペースで進めることで、顧客は「この営業マンとは話を進めやすい」「信頼がおける」と感じ、長期的なビジネス関係の構築につながります。

自分を売る営業法の秘訣5選


ここでは、デキる営業マンになるために自分を売る営業法をどのように行っていけばよいか、より具体的に解説していきます。自分を売る営業法の秘訣として5つ紹介しますので、日々の営業活動に取り入れてみてください。

顧客ニーズを深く理解する

自分を売るとは、「あなたのことを一番に思っているのは私ですよ」といった、顧客に対してオープンな姿勢で、かつ顧客ニーズを深く理解する姿勢です。

まずは、顧客に寄り添い、理解しようとする姿勢を大切にしましょう。事務的になりすぎると、顧客は「やっぱり営業、仕事だからなあ」と思い、心を開く機会を逸してしまいます。ビジネスとは関係のない話題を取り入れながら、顧客の反応や好みを探ることも重要な営業スキルです。顧客が「この人は話しやすい」「ちょっと本音を伝えられそう」と感じれば、より深い話ができる可能性が高まります。

営業マン自身の感覚で、少しでも手ごたえや期待感を感じた場合、心からの対話が成り立つまで地道に営業活動を続ける姿勢も重要です。顧客ニーズの把握までには時間がかかる場合もありますが、その過程は決して無駄ではありません。ニーズを把握すれば、提案が具体的になり、顧客との信頼関係を築きやすくなります

場合によっては、顧客が自然に本音を話してくれるようになるまで何度も会う必要があるかもしれません。しかし、一度本音が明らかになれば、提案が顧客のニーズにピタッとマッチする可能性が高まります。そのような提案を受けた顧客は、「これが欲しかったのよ」と納得し、信頼関係が一気に築かれるでしょう。

提案で共感を引き出す

提案で共感を引き出すためには、具体的かつ顧客の期待に応える提案が鍵となります。具体的な提案があれば、顧客は自分の要望が理解され、それに基づいて叶える準備ができていると感じるでしょう。これにより、顧客は信頼感を抱き、あなたの提案に対する興味をもつことが期待できます。

提案の際には、顧客の言葉やニーズに直接リンクするような具体的な言葉を選び、顧客に共感してもらえる要素を見つけましょう。共感を引き出すためには、相手の気持ちや期待に敏感であることが必要であり、この姿勢が共感を生む原動力となります。顧客の話を傾聴したり尊重したりする姿勢を通じて、顧客の心が動きます。

そのうえで、顧客のニーズや悩みを解決しうる提案を具体的に提示すれば、より一層共感を引き出し、良好なビジネス関係の構築につなげられます。

なお、提案においては自分の強みや専門性を最大限に活かし、自己表現を巧みに取り入れることが重要です。自分の得意な分野や提供できる価値をアピールできれば、顧客はなぜあなたを選ぶべきかを理解しやすくなります。

自分の強みを示す

「自分の強みを示す」とは、「得意な分野や実績などの長所を活かして、顧客のニーズを満たし、課題を解決するためにどのように生かしていくのか」という視点が重要です。

「自分の強みをどう顧客に提供するのか」をしっかり把握しておく必要があります。自信を示すことも大切ですが、単なる自己アピールではなく、自分の提案が顧客にとって有益で価値があるものだと明確に伝えることがポイントです。

たとえば、営業マンとしての強みが「聞くこと」であるならば、聞き方を磨き、プロ意識をもって表現します。また、ITを使って市場動向を分析することが得意であれば、データから的確な予測をおこない、営業の場面で的確にプレゼンテーションします。

自信がないと感じる場合でも自分の強みを見つけ、それを磨く努力を怠らないようにしましょう。他人との比較ではなく、自分が一番輝ける得意分野を見つけ、専念することが重要です。

強みを持ち、自信をつけたとき、自然に「自分を売る」行動が現れるでしょう。この過程で、顧客に対して真に価値ある提案ができるようになります。

問題解決への道筋を伝える

「自分を売る」とは顧客のニーズに寄り添い、その課題に合った解決策を提案することが求められます。たとえば、ある企業が新しい製品を導入したい(A)と考えているとしましょう。同時に、その企業は予算の制約により、無理なく導入できるかどうか(B)心配しています。

まず、A(新商品の導入)の要望に対して、新しい製品の導入がどのように効果をもたらすかを具体的な数値やデータを用いて説明します。この際、企業の業績向上や生産性向上など、顧客にとって直感的に理解しやすいメリットを強調しましょう。

そしてB(予算制約の課題)に対しては、予算制約に焦点を当てつつ、費用対効果の高さや段階的な導入プランを提案します。予算に応じて柔軟なプランを提示することで、企業が安心して製品導入に踏み切れるようになります。

顧客のニーズや悩みの寄り添いつつ、課題解決に向けて道筋をつける行動は、彼らに安心感をもたらします。また、営業マンの「自分がかかわることで問題解決へと導きます」といった頼もしい姿勢が、信頼を築く鍵となるのです。

最終的には「一緒に問題に立ち向かっていきましょう」といった共感を促すメッセージを加え、パートナーシップの構築につなげることが重要です。このアプローチにより、営業マン個人の強みや熱意が顧客に伝わり、競合他社との差別化が促進されるでしょう。

自分を売りつつ相手の立場に立つ

「自分を売る」とは自己アピールを通じて相手に自分の価値を伝え、信頼を構築するプロセスを指します。このアプローチは、相手の立場に立ちつつも、自身の強みや専門知識を的確に伝え、最終的には顧客にとって魅力的な提案を提示する姿勢です。

自分を売るためには、まず自身の強みや特徴を理解し、それを相手に適切に伝えることが必要です。コミュニケーションスキルや専門的な知識、経験など、自身が持つ価値を明確に認識し、それをストーリーとして構築していきましょう。この姿勢によって、相手はあなたの専門性や信頼性に注目しやすくなります。

一方で、相手のニーズや課題に敏感に耳を傾け、顧客目線で物事を考える姿勢も欠かせません。相手の立場や期待に応える提案を心がけ、価値提供を意識的に行います。「自分を売る」ことが単なる自己アピールではなく、相手にとって本当に有益な存在であることを証明できます。

うまくいかない場合でも自分の意見を押し付けず、ときにはアプローチを変える柔軟性も重要です。相手の反応を見ながら、臨機応変に対応する姿勢が信頼を築く要素となります。以上のような継続的な努力によって、「自分を売る」ことが単なるスキル以上に信頼性やパートナーシップの構築につながります。

デキる営業マンは自分を売り込みすぎない


最後に「自分を売る」といった言葉を勘違いしてはいけないことを再確認していきましょう。とくに自分を「売り込み過ぎない」ようにすることが肝要です。

謙虚な姿勢と努力の継続は大切

デキる営業マンは自身の実力を正確に認識し、その上で適切な姿勢を備えています。自分を売り込むことが大切である一方で、それを謙虚におこなうことが重要です。謙虚な姿勢は相手との信頼関係を築くために欠かせません。

また、地道な努力や継続的な学びを大切にし、自分の成長を常に追求することが成功への鍵となります。営業は瞬発力だけでなく、日々のコツコツとした努力も重要であり、それが結果への近道となります。

顧客の真意を見抜く力

優れた営業マンは単に表面的な要望だけでなく、顧客の本当のニーズや期待を見抜く力を養っています。コミュニケーションの中で相手の真意を理解し、その背後にある課題や要望に迅速かつ的確に対応する姿勢が求められます。こうした姿勢は、顧客との信頼を深めて長期的なパートナーシップを築くための重要なスキルです。

つまり、デキる営業マンは自分の実力を知りつつも謙虚であり、相手の真意を見抜く力を持ち合わせています。見抜く力を通じて効果的な営業が可能となり、お互いにとって有益な関係が築かれるのです。

まとめ

営業活動において「営業=自分を売る」の真意とは、自己アピールと相手への理解をバランスよく組み合わせ、顧客にとって最適な提案を行うことです。自分の強みを理解し、相手に適切に伝えながらも、相手の立場に立ちニーズや課題に敏感に対応する姿勢が求められます。

デキる営業マンは自身の実力を謙虚に認識し、相手の真意を見抜く力をもっています。見抜く力によって効果的な営業が可能となり、お互いにとって有益な長期的な関係が築かれるのです。営業活動において、自分を売り込みながらも相手との信頼を構築する「デキる営業マン」への道を切り拓いていきましょう。

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